血糖値を知る
「血糖値を測る」といえば、採血したり、指先に針を刺したりで血を見る必要がありました。
「もう刺さなくても良い、血を見なくても良い」
と言ったら信じられますか?
持続血糖測定装置 フリースタイルリブレ FreeStyle Libre
アボットジャパンから発売されている血糖測定装置。実に優れもの。
センサーを身体に貼り付けて、これに本体(読み取り装置)をかざすと血糖値が分かります。しかも、センサー自体が15分ごとに勝手に測定してくれているので24時間の血糖値の変動が分かります。
健康管理する上での血糖値を知ることのメリット
血糖値のコントロールができないと以下のトラブルに見舞われます。
- 糖尿病:心筋梗塞や脳梗塞、失明、腎不全、足の壊疽(腐ること)の原因です。
- 血糖値の大きな変動:不安感やイライラを呼び込みます。
- 糖化物質:カラダの臓器を傷つけ、老化が進行します。
- 肥満:言うまでもないですね 😎
- 高血糖による感染に対する抵抗力の低下
近年では糖尿病による、認知症、がんなどの関与も指摘されています。
生活の中で血糖値に大きな影響を与えるもの
- 食べ物
- カラダの代謝状態(ドキドキ戦闘モードか、ゆったりリラックスしているか)
- ホルモンバランス
意識してコントロールできるのは、食べ物ですね。それも糖質です。たんぱく質や脂肪もかつては血糖値を上げると言われていましたが、今は否定されています。(もちろん多少の相互作用もあって影響はあるかもしれませんが誤差です。)
フリースタイルリブレを実体験
読み取り装置とセンサー2つに血糖測定電極(基本的にこれは不要)がついて22000円くらいでした。センサー(2週間分)は7千円台。
特徴
- 24時間のほぼ連続した血糖値を測定。グラフにしてくれる。2週間継続します。
- 寝ている時も、運動中も測定されている。
- シャワーや入浴もOK
- ケトン体のリアルタイム測定はできない。別売りの電極で都度測定(針刺しが必要)。
- PCに繋げてデータを出力できる。
メカニズム
センサーに針のようなものがあり、皮膚の下の組織液中のグルコースの濃度を測定しているらしい。
甘かったですね😭 嘘つき〜
上の写真の真ん中を拡大して見ます。
センサーの装用感
こんなセンサー。貼り付けるときは「バシュ」と弾くような音がします。スプリングの力を利用しているのでしょう。
ズンと鈍い痛みがありました。服を着替える時に袖を通すときは緊張します。
それから3日間はなんだか鈍い痛み?がありました。だんだん気にならなくなりましたが。
ランニング中は上下動に伴っていやな鈍痛があります。
センサーを貼る場所を失敗したかも?
私、左下にして寝る習慣があるんです。だからセンサーが当たるんです。居心地が悪い( ; ; )
右腕にすればよかったかな?
血糖値測り放題ですよ
痛みや失敗はあれど、装着しちゃったらもう終わり。センサーに読み取り装置をかざすだけで血糖値を教えてくれます。2週間貼りっぱなし。
その間、1日に3回測っても30回測っても料金は同じ。測り放題です。だってもう、かざすだけ。もう痛い思いはしなくてもいいのです。
実際の実験結果はまた後日ご報告します。
あとがき
周囲からは「糖質制限をしている厳格な人間」と見なされている私、金沢です。ですが、厳格に糖質オフにしているわけではありません。
糖質の摂取を減らしてみたら、体調がよくなった(花粉症が軽くなり、頭がスッキリ、風邪をひかなくなった)から惰性で続けているだけです。決して意志の力で無理して継続しているわけではないんです。
ただし、糖質制限を始める前と何が違うのか?と言えば、以前は「糖質(主にデンプン)は必須の栄養」とみなしていたことです。だから「元気をつけるため」「身体の健康のため」と称して白飯を食べていたのが、
今では…「無理して白飯を食べなくてもいいんだよ」というポジションになっています。そして、「美味しそうだったら頂く」というポジションです。「糖質は嗜好品」と割り切って楽しんで糖質を摂っているわけです。
でも。。たまに糖質を摂ると、やっぱり眠気やだるさが来るんです。その体調の変化の感じ方は、糖質制限を始める前よりも敏感になってしまったのです。お寿司を食べると翌日はニキビも出来るし。
これは困った点。
ひょっとしたら、糖質に対する抵抗力が落ちたのでは?逆に血糖値が荒れているのでは?とも解釈できる状態。
一体、カラダに何が起きているんだろう?私のような中途半端な糖質制限はよくないのかな?
試行錯誤中で、まだまだ謎が多いです。このような血糖測定キットが普及して多くの人のデータが集まると、解明が一気に進むような気がします 🙂