ペースセッターの利用法に課題が残った|東京マラソン2023

大型マラソンの難しさ。

37000人が走る東京マラソン2023

8時(スタート1時間前)にスタートブロックCに入りました。すでにランナーがゾロゾロ集結し始めています。

そして風船を持つ3時間ペーサーが現れ、先頭に位置取りしました。

「着いて行きたい!」

彼のところまで20m位の距離に見えます。が、スタートすると遥か前に行ってしまうんだろうなあという不安。

私のロスタイムは46秒。予想通りスタート後も渋滞です。2K地点を過ぎたら身の回りにスペースができたのに気づきました。

ここからは自分のペース。この時点でペースセッターさん達は視界から消えており、その存在を忘れるくらいに意識されることはありませんでした。

5キロ過ぎの給水は広い道の左右に。ビブナンバーでテーブルが分かれています。密な人口密度でしたが、スムーズに取れます。

近くから「ペーサーに10キロから15キロで追いつきたい」という雑談が耳に入りました。

ああ思い出した。そういえば私も目標にしていたのでした。

10キロくらいで視界に入りました。

おかしい。

なかなか近づけません。自分の動きにキレがありません。

そして給水の問題が明らかに

コースの多くはスライド(すれ違い)があるため、給水コップのテーブルが道の片側にしかありません(多くは左)。

集団に近づきます。すると給水ポイントでカオスになるのがわかりました。ランナーと接触しやすくなるのです(実際転倒して怪我をしたランナーもいます)。

先程示したように自分のテーブルが決まっています。でも小さい。さっとテーブルに近寄ってさっと離れなきゃいけない。

なかなか難易度高め。俊敏さが求められます。

ぐいっ。

ランナーに背中を押されました。

人と距離を取りたいと思い、給水ポイントで減速して集団の後方に移動、水を飲んだら集団を追いかけました。

給水の度に離される…

この、離されて追いつくを2度経験。体力を消耗することに気づくまでに、時間はかかりませんでした。

この状況を打破しよう。

結局グループから距離を保つことにしてみる。

ペーサー集団よりも前方。人がまばらに見えたので集団の前方へ抜け出る決意をしました。

しかし…

前方に抜け出るのに成功したものの、集団に引っ張られるのと異なりペース維持が困難💦。

ゴゴゴゴゴゴ…

地響きのような足音が後ろに迫って集団に吸収されそうになっていることに気づき、加速して距離をつくる。

そんなこんなで結局のところ体力を消耗…。

ついには集団に吸収されて、さらには置いてかれて離される始末。

「ふんだりけったりだなあ」

自分のスキルの無さに呆れました。

結果的に30K以降には集団がバラけたので、ここからペーサーに着いていくことになりました。

つまり「最初は集団に近寄らず、終盤でペーサーを利用する」が正解だったようです(私にとって)。

言うは簡単、行うは難し。

次回実践してみますね。

東京マラソンのペーサー
それぞれ大きな集団になると予想されます

参考)

Facebookの記事 「ランニングポータルサイト ウルトラランナーへの道」

結果

「ちょっと貯金があるかな?」

ラスト2キロでペーサーさんが「お先にどうぞ」みたいなリアクションを取った気がしました。

そしてランナーがバラけ、私も前に出ました。

左右のハムストリングスが攣りかけていていつ止まってもおかしくない状態。

膝を曲げないよう(脚がつっかえ棒状態)にそして腕をブンブン振って身体を前へ送りました。

そして無事3時間切り。

 

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