世界最大規模と言われるマラソン大会。
聞きしに勝る盛り上がりを見せる大会でした。
New York City Marathon エントリーから実走まで
海外マラソンはエントリーからその「体験」が始まります。出場確定に至るまでの苦労あり。その後の旅の手配もあり。スタートラインに立つまでがマラソンです。
TCS New York City Marathon。母体はNYRR(New York Road Runner)かな?TCSは「Tata Consultancy Services」の略で、メインスポンサーです。インドのタタ財閥の傘下にある企業。
資格タイム枠から申請
「基準タイム枠」とか「参加資格タイム」などと呼ばれるシステム。タイムをクリアしていると出場が保証されます。
私の年齢でハーフマラソンで1時間28分を切っていればOK。申請したのは2022の上尾シティハーフマラソンの記録で。
記録証を英訳し、事務所へメールしたのが2月9日。2月22日に承認メールをいただきました。
エントリー方法はこちらが参考になります。
『ニューヨークシティマラソン2023エントリー:申込方法のまとめ』tomo.run さん
それから航空券の手配とホテルの手配。今回も航空会社都合の便の変更が起こります。確認の電話は相変わらず繋がらない。航空業界どうなってるの?
エキスポへ
木曜日の夜にNY入り。翌日金曜日に受付( Jacob K. Javits Convention Center)。ビブスと記念シャツ、荷物預け袋を手に入れました。この瞬間が最も自信に満ちてワクワク感で心が踊っている時なのでしょう。多くのランナーが興奮して写真を撮っています。私個人としては完走してから喜びたいのでやや気持ちを抑え気味です(自分を信用していない)。
前日
荷物を預けます。セントラルパーク内。ゴール後に受け取るバッグで軽く羽織るものを入れる程度の小ささです。ゴール後にポンチョを貰えるのでこれは必須でないかもしれませんね。バッグを預けるランナーは少数派かも。
当日朝
私はwave1(PINK)組。9時10分スタート。スタテンアイランド行のフェリー(無料)に5時半に乗ります。あたりはまだ真っ暗。
スタートまで体を冷やさないように着込んで行きます。中古のベンチコートを入手して持参しました。
船着き場からバス。バスから降りたらセキュリティチェック。時間がたっぷりあるので余裕です。スタートビレッジでぬくぬく過ごします。
スタートビレッジはスタートカラーで3つにわかれています。私はピンク。ピンクランナーたちが集まって過ごします。ベーグルとコーヒーが振る舞われます。porta potty(簡易トイレ)も充実していて安心。
Corralオープンが8:10。Corral閉鎖が8:45。Corral内にもトイレあり。服は直前にドネーションボックスへ(最後はCorral内)。そしてCorral開放からスタートブロックへ移動。その後5分ほどしたらスタート。
Wave1の中でもスタートは順次。ネットタイムシステムなので慌てることなくCorralごとに放出されます。渋滞もなく気分が楽ですね。
スタート地点でこの音楽が流れています。フランク・シナトラの”New York, New York”
実走
スタートカラーは、ブルー・オレンジ・ピンクの3つ。これらは三列で別のブロックスタート。はじめの5キロは別のルートを走ります。そして合流。新鮮ですね。
5つの橋を渡り、5つの行政区(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランド)を巡ります。
橋の数だけアップダウン。ランナーを苦しめます。でも沿道からの悲鳴に似た熱い声援を浴びます。これが圧巻。
最後はマンハッタンはセントラルパーク。
フィニッシュ後
メダルを貰ってしばらく歩きます。放心状態で他のランナーについていくだけ。で、うっかり荷物預かりの受け取り場所をスルーしてしまいました(泣)。
引き換えす羽目に。
疲労で脚が痛み、悶絶状態。ここから地下鉄でホテルまで戻るのもしんどかったです。
戦利品
長袖シャツは嬉しい。
参考:最高に細かすぎる攻略法
ホテルでずっとこれをみて予習しました。異様に細かすぎるニューヨークシティマラソンの攻略法です。スタートブロックへの移動、待機時間の過ごし方。そしてコースの攻略。ゴール後まで。二時間近くの大作。
参考2
ご本人から「朝の待機時間が長いから防寒対策はしっかりね」と教えてもらいました。ありがとうございます。
参考3
街の中で頻回に耳にした「ニューヨーク、ニューヨーク」を連呼してたヒップホップ調の曲は”Empire State of Mind”(JAY-ZとAlicia Keys)でした。
2009年にリリースされた本曲はニューヨーク市を讃える歌詞で知られ、ニューヨークを舞台にした映画やイベントで頻繁に使用され、多くの人々に親しまれています。