糖質オフで42キロ走る
糖質制限マラソンの条件
- FreeStyleリブレ:1分ごとに血糖値を測定、15分ごとに数値を出力(おそらく平均値?)します。センサーは右の二の腕
- 2020年6月末の日曜日 天気:雨 気温:20度 風:中くらい
- 被験者:40代男。普段から緩めの糖質制限実施中。
- カーボローディングなし。 前日夕も主食抜き。
- 当日朝は茹で卵2個、カフェラテ(牛乳の糖質4g)のみ。
- スタート前に爽健美茶200ミリリットル
- レース中:補給は真水のみ
[caption id="attachment_4233" align="aligncenter" width="400"] 自分でチクチクしなくても血糖値を測定できます。[/caption]血糖値を知る「血糖値を測る」といえば、採[…]
結果
「80mg/dl」を下回るような低血糖は起こりませんでした。
つまり、ガス欠現象は起きていません。
とは言え、ゴール直前30分前から100余りあった血糖値が下がり始めています。この辺り(35キロ地点)は走っていても辛い時期です。
この、「最後に血糖値が下がる現象」は、以前の2度の検証でも確認されています。
「炭水化物をしっかり摂取して臨むべき」「レース中の糖質の補給も大事」なんて言われる一方、「レース中の補給は消化できない、途中で食べても気休めに過ぎない」「脂肪を使えれば問題ないでしょう」ていう意見も。(最下部参考図書参照[…]
糖質制限マラソン血糖値データ@かすみがうらマラソン4週間前の板橋Cityマラソン大会に続き、かすみがうらマラソンでも血糖値を見てみました。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://runlife.tok[…]
「レースの最後に血糖値が下がり始める」ことは3度の実験で再現されました。
グリコーゲンが枯渇し始めたと理解します。
マラソンのペース
3時間半でフィニッシュする想定でした。暑さに苦しみましたが、まずまず予定通りです。
今後の課題
下がり傾向の血糖値はパフォーマンスに影響を与えるのか?これを検証して初めてこの実験が意味を持ちます。
次回からは糖質を程々に摂取しながらの、いわゆる普通人のマラソンで血糖値変動を観察したいと思います。
ハンガーノックはあるのか?
ロードバイクに乗る人たちの間で有名な「ハンガーノック」。いわゆるガス欠現象。ネット上の記事によると多くの人が経験しています。
おそらくランニングよりもなりやすく、かつなったときに危険が伴いそうだなと想像します。
この現象を、実際に血糖値測定して捉えた人はいるのでしょうか?
情報求む!
追伸
フリースタイルリブレによる測定は、運動しながらだと測定ができないことがあります。途切れてしまうのです。今までも何度か経験し、心が折れました。
使い捨てのセンサーが7千円かかる上に、装着中はちょっと痛いんです。マラソンのような長時間の運動だと、その痛み刺激でも体力を消耗しそう(気のせいかもしれませんが)なんですよね。
(参考図書)
「脂肪を使ったエネルギー回路を動かす」
低糖質&抗酸化ランニングのすすめ:あなたの“走り”はまだまだ進化する!
「マラソンは食べるスポーツ」「レース中の補給で脳を騙す」
「レース中は消化できない」「カーボローディングは験担ぎ」「過剰なエナジージェル携行は不要」
「3時間切り請負人」が教える! マラソン<目標タイム必達>の極意 (SB新書)