糖質制限マラソン血糖値データ@かすみがうらマラソン
4週間前の板橋Cityマラソン大会に続き、かすみがうらマラソンでも血糖値を見てみました。
「炭水化物をしっかり摂取して臨むべき」「レース中の糖質の補給も大事」なんて言われる一方、「レース中の補給は消化できない、途中で食べても気休めに過ぎない」「脂肪を使えれば問題ないでしょう」ていう意見も。(最下部参考図書参照[…]
今回の糖質制限マラソン実験の方法、条件
<条件>
- FreeStyleリブレ:1分ごとに血糖値を測定、15分ごとに数値を出力します。センサーは右の二の腕
- レース直前、直後、レース後3時間でケトン体(βヒロドキシ酪酸)をチェック
- マラソン大会:かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソン2018 4月某日 天気:雨 気温:10~16度 風:中くらい
- 朝は5時起床。
フリースタイルリブレのセンサーを付ける様子です。
- 朝食:ゆで卵一個、ホエイプロテイン一杯、わかめ味噌汁一杯 糖質合計2グラム未満(タンパク質20グラム)
- スタート前に真水100ミリリットル
- レース中:補給は真水8回
結果
走り出す前から緊張しています。血糖値が120位あります。10時に走り出しました。しばらくやや高めで推移しています。12時前から血糖値が下がり続けました。ゴールしたときが最低値。

トラブルに遭遇:左足裏の痛み
10キロから左足裏の激痛でギクシャクした走りに。雨でソックスが湿り、足裏がふやけてシワが寄り、そこへ荷重したのでダメージを受けた模様。痛みのあまり戦意喪失。そのあたりの12時前から血糖値が下がり始めています。かかと着地、つま先走りなど、いろいろ試しながら痛みを避けるフォームを探りつつのランニング。早々に脚切れとなりました。
エイドステーション
真水を取るのみ。スポーツドリンク(アミノバリュー)も欲しかったのですがアミノバリューには糖質が含まれており、実験のために避けました。
なんとか完走
足を引きずるように3時間50分弱でゴール。空腹感もなく、頭も冴えていました。
ゴール直後から、これは低血糖の症状??
ゴール直後から頭がボーっとしました。低血糖の症状でしょうか?震えや動悸はないようです。
ゴール前後で血糖値68mg/dlをマークしていました。血糖値低いですね。
そのまま着替えを済ませて帰宅の途に。この時点で血糖値は80mg/dl以上まで回復していました。
ついに嘔気、嘔吐
常磐線で上野駅までの道のり。
頭がボートする感じが強くなるの同時に吐き気を覚えました。そして上野駅のトイレで嘔吐。。。。。
なんと、水が水が!レース中の給水は全く吸収されていなかった。急性胃炎の状態だったのでしょうか?痛みと戦うストレスだったかもしれません。
嘔吐したら頭もスッキリ。低血糖の症状というよりは嘔気による頭の症状だったかもしれませんね。
急性胃炎でお腹がものを受け付けない状態?
嫌な感じですね。低血糖を起こして、砂糖ジュースを摂取したとしても吸収されないではないですか。困りますね🤔
急性胃炎の原因
心当たりのあるもの
- 一週間前からの暴飲暴食
- 給水が真水(スポーツドリンクのように浸透圧が体液と差がある)
- 痛みとの戦い
対策が必要ですね。
※追加!嘔吐の原因がもう一つ考えられた
それは、ウエストポーチ(スマホ入り)。ユッサユッサしていました。しきりにボジションを直していました。
一万回に及ぶボディブローを受けたのです。副交感神経(迷走神経)が刺激されて気分が悪くなったかもしれません。ウェストポーチは腹部ではなくて、腰で支えるようにすべきかも。
ケトン体(βヒロドキシ酪酸)
0.6mmol/L未満が正常値。走るために、ブドウ糖の代わりにケトン体(脂肪を燃焼)が動員されているのがわかります。ケトン臭は感じません(自分では)。
レース直前 0.2mmol/L
レース直後 1.4mmol/L
レース3時間後 1.1mmol/L
総括
足裏のトラブルや急性胃炎のせいで糖質制限マラソンのデータとしてはいまいちな結果となりました。まだまだ未熟な身であることを痛感しました。
参考にならず申し訳ございません。次回もまた挑戦したいと思います。