不気味の谷現象=uncanny valley
不気味の谷現象:
ロボット工学者の森政弘が1970年に提唱した。森は、人間のロボットに対する感情的反応について、ロボットがその外観や動作において、より人間らしく作られるようになるにつれ、より好感的、共感的になっていくが、ある時点で突然強い嫌悪感に変わると予想した。人間の外観や動作と見分けがつかなくなると再びより強い好感に転じ、人間と同じような親近感を覚えるようになると考えた。
ウェブサイト「不気味の谷」森政弘より引用
イラストやロボット業界の話。
人間を表現するのにリアリティーを追求すると、あるレベルから不気味さが増して、負の感情が芽生え、親近感が減るというもの。
例えば、ペッパー君は親しみを覚えますね。
一方、リアルなヒト型ロボットは怖いです。蝋人形が動き出したものと想像してください。
石黒浩先生のアンドロイド。すごい進化ですね!リアルすぎて不気味の谷底にあります(ごめんなさいm(_ _)m)
映像の世界でも「不気味の谷」はある
バイオハザードのアニメ。
不気味の谷にあってキモい。怖い映画だからまあいいかな。
わたしは子供の頃からマネキンや蝋人形が苦手でした。 日本人形も苦手かなあ。リアルにしないでいいよねえ。
不気味の谷に入る手前のキャラクターならOK
最近のデズニーアニメなんかは登場人物である人間にもリアリティーを追求していないので違和感なく受け入れられますね。感情移入もしやすい。
不気味の谷の手前のピークにあります。よく分かりますよね。
映像世界では、不気味の谷現象は証明された
wikipediaの記載によると、「不気味の谷現象」を否定している人もいるらしい。問題点として、完全な人間に近づき、好感度が回復するのかどうか検証できていないとのこと。
少なくとも、映像世界では不気味の谷を超えて高感度が増すことが示されたといっていいでしょう。
この(ロボットについての)仮説を1970年に発表した森政弘さんは先見の明があり過ぎですね。2005年のヒューマノイド会議から注目され始めたようです。(参考ウェブ)ロボットを作るには初めのピークを目標にするのが合理的とご本人は述べておられます。
不気味の谷を克服したら、これからどうなる?
冒頭で紹介したSayaというキャラクター、いかがですか?
もっと進化して、リアルタイムに反応したり、おしゃべりできるようになったら・・・・?もうね。魂の宿った人間としか認識できなくなっちゃうと思います。そして、相手の一挙手一投足にドギマギしたり、癒されたりして。仮想現実の世界に没入しすぎて、どっちがリアルでどっちがバーチャルか、なんて。
いろいろ心配する声が出てきそうだけど、人を幸せにする要素はすごくあります。
楽しみですね!
あとがき
ロボットの世界は、谷の向こう側はまだまだ遠そうです。どうなるんだろう・・・・
冒頭の動画の感想
見事です!気持ち悪さは全然ないし、むしろ好感を抱きます。目の左右差とかニクい♪(´ε` )。
まぶたまわりで気になった点ですが、
まばたきで目を閉じる瞬間、二重幅があまり変わらないです。アイテープの二重の動きをしているような感じに見受けられます。
若いヒトの自然なまぶたの動きは、目を閉じる瞬間は二重の幅が広がって重瞼線が薄くなり、消失します。
狙っているとしたらなかなかですね♪(´ε` )