一夜にして殲滅された街、オラドゥール・シュル・グラヌ(Oradour-sur-Glane)
オラドゥール・シュル・グラヌ(フランス語: Oradour-sur-Glane)とは、フランス・ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏オート=ヴィエンヌ県の村である。1944年6月10日、ドイツの占領下であったこの村でナチス武装親衛隊による大規模な虐殺が行われた。当時村にいた村民のほぼ全員が殺され、村は一日にしてゴーストタウンと化した。
出典:wikipediaより
フランスはドイツの占領下にあったのだと思い起こさせる遺跡。ある日突然その日は訪れた。1944年6月10日、普通に日常生活を営む人々642人が犠牲になり、そして街は焼き尽くされた。
フランスはこの惨事を記録として残すためにこの街を保存した。メモリアルセンター(1999年に建立)を入口として街に潜り込む。住宅、学校、郵便局、パン屋さん、床屋さん、肉屋さん・・・・その建物が何に使われていたのか?の標識のみが壁に貼り付けられている。解説はない。見たままの状態を記憶にとどめてくださいというメッセージなのだろうか?あるい見た人に解釈を委ねるということか?

女性と子供達は教会に集められ、焼かれたのだ。

かつてはにぎやかな街並みだった





活躍していた自動車



生活

その日もカタカタと音を立てて働いていたであろうミシン達は、あちらこちらに転げている。




今


メモリアルセンターから入る
まずはメモリアルセンターでチケットを購入し、街へ入る。




オラドゥール=シュル=グラヌへの行き方
まず、リモージュの街へ鉄道で。そこからオラドゥールの村まで20キロくらい。
2016年10月初旬に訪問した、その記録。パリは摂氏11度で凍える。
- パリのオステルリッチ駅からリモージュベネディクタン駅まで
- およそ3時間
- 古い駅舎のオステルリッチ駅8時41分発の急行(INTERCITE 3621)。
- SNCFという国鉄。チケットは日本でネットで購入し、プリントアウト。
実際は8時54分に出発。車内は暖房が入っている。天気は快晴。およそ3時間田園風景をのんびり眺め、目的地リモージュ駅に到着。


オラドゥール・シュル・グラヌまでバスか?タクシーか?
リモージュ駅からオラドゥールの街まで20kmくらい。informationで尋ねると、「もう少しでバスが来るよ」と。一日に3本しかないバスが12:35発。
駅はバスターミナルに直結。目的地が電光表示されるのを確認して12番バスに乗車。陽気な女性運転手から往復切符(4ユーロ)購入。初めは乗客は2人だけ・・・

結果的にはタイミング良くバスを利用できたが、これを外したらタクシーかな?
帰りのバス停もチェック。

バス停はメモリアルセンターから徒歩で5分ほど。観光案内所のある公園沿いにバス停あり。スマホのgooglemapのおかげで自分の位置確認は問題なし。

4時間余り、オラドゥールの街を散策して、帰りもバス。これも少ないので要注意。流しのタクシーもいない。

夜はリモージュの街で一泊です。