「400ccって大量出血だわ〜」
献血バスの中での感想。
「血液が足りない」こんな記事を目にし、献血バスへ赴いたのです。
コロナ自粛で献血に出向く人が減ってしまい、輸血製剤が不足しています。ヘルプ!!とのこと。
ほいじゃあ行ってこようか。ということで調べたら(日本赤十字社埼玉県赤十字血液センター)、ちょうど近所に献血バスが来る日でした。
受付業務に時間がかかります(20分くらい)。問診事項が多いのです。
「過去に外国はどこに行きましたか?」
え?😳いつまで遡るの?
「全部です」
心の準備がなかったので、米、中、印、仏、伊、、、、思い出せる範囲で伝えるも、半分も出てきません。
「ヨーロッパはトータル日数どのくらいの滞在?」
はい??😳これまた準備のない質問。
パリの2ヶ月の滞在も含めると4ヶ月くらい?いやいや、でも相当年数遡りますよ。
担当の男性は訝しげな表情…
あら〜失敗したかな?私は適任ではなかったか…?
ま、適任かどうかはそちらの判断にお任せします😞。
「それではこちらへ」
なんとかパスした様子。
医師からいくつか問診を受けて、ようやくバスに乗り込みます。
指先からの少量の採血チクリ。血液型確認。
その後リクライニングチェアに腰を下ろします。ドキドキ。針を刺されるのを待つ心境。まさに眼瞼下垂の手術を受ける患者さんの心境ですね(違うか)。
いやあ、形成外科医にとっての400ccは大量出血だわ〜。想像したくない…。けど想像してしまいます。「400mlって体循環の12%くらいかなあ。そのくらいなら誤差だよなあ。平気平気」と自分を励まします。
普段私が手術するときの出血量って多分5ccとかだから、なみなみの血液って実は見慣れていないのです。
そして、採血のトラブルといえば、「血管迷走神経反射」。
気分が悪くなって倒れてしまうこと。私も医学生時代に経験済み。
慣れない怖い状況を想像するだけで気分が悪くなりそうなの、分かるでしょ?
「ご気分は大丈夫ですか?」
何度も注意を促される。採血中も脚の運動(レッグクロス)(詳細は赤十字のホームページを参照)をするといいようです。
看護師さんと雑談しつつ400mlの採取は10分ほどで終了しました。
雑談の中で
「今日のアルコールは酔いが回りやすいかも。献血後は循環が良くなるからでしょうか?肩凝りが治る人もいるんです」とのこと。
へえ〜〜〜初耳だあ。
献血カードを受け取ります。次回の献血スケジュールの目安が記入されています。無くさないようにね。

献血行く前に確認すること
基準
以下のウェブサイトを確認すること。
献血できる条件があるので要チェックです。まずは献血に耐える健康体なのか。そして病原体を持っていないかどうか。ピュアな血液が望ましいということですね。
予約:
1つの行程に30〜40分はかかるし、スタッフの人数や装置が限られるので、輸血センターにいく場合は予約必須です。
終わったらジュースと景品を受け取り終了。
当日持参するといいもの
初めての人は身分証明になるもの(免許証とか)。
献血中に時間潰すグッズがあるといいかな?と思ったのですが、そこまでゆっくりする時間はありませんでした。ドリンクや景品をもらうので、ちょっとしたカバンがあるといいです。
血液の検査結果があとで
数日後、結果が出たらウェブで確認できます。もしくは葉書で郵送されます。
貧血や栄養状態、グリコアルブミン(血糖値の指標)が分かります。もちろん血液型も🤗

走っている自分としては、貧血がないか気になっていたところ(そんなに距離走っていないくせに)。セーフでした😅
ラブラッド
「献血Web会員サービス ラブラッド」に登録。今までの履歴、検査結果、次回の献血スケジュールの目安を確認できます。一度献血すれば献血カードを取得できます。それで登録すれば、こちらから予約できるようです。
追伸
本記事は献血に行くことを無条件に推奨するものではありません。献血行為自体にリスクも伴います。自己判断でお願いしますね。
