こんにちは、金沢(ゆるい糖質制限3年)です。
『あまくない砂糖の話』
低脂肪食品、スムージー(フルーツジュース)、シリアルといったいわゆる身体に良いとされる食品を摂りつつ、
ティースプーン40杯分の砂糖(オーストラリア人平均の摂取量)を60日間摂取し続けてみた。
と言う内容。摂取カロリーは変えず。お菓子も避けて。
監督兼主役、実験台のデイモン・ガモー(男)は元々糖質制限の食事内容で脂質タンパク質はしっかり摂っていた人。突然糖質が身体に入り込んできた時の変化をドキュメンタリーで追う!
結果的には太るだけでなく、肝機能障害を生じ、精神状態や情緒にも影響を及ぼすことを体験することになる。
糖質を控えて3年になる私としては特段新しい内容はないよう^^;
しかし、このドキュメンタリーの肝は…
「健康志向食品を摂って、あくまで平均値の砂糖摂取量で、運動も今まで通り継続」というところです。
普通に世間に導入されている食事療法(ダイエット)です。
ここに落とし穴があります。
- 低脂肪とされるものは味覚を補うために〇〇が多く添加されている
- 果物、根菜などは〇〇が多い。
カロリー仮説(カロリー神話も最近ゆるぎつつありますが)によれば、糖質(4Cal/g)は脂質(9Cal/g)に比べて熱量が少ないですね。一日あたり摂取カロリーが定められている中で、低脂肪にすると…
その分のカロリーを糖質で補うことになり、ますます多くの砂糖を摂取することになるというジレンマに!
またフレッシュミックスジュースなども…もうこれ以上は言えません(T . T)。
なんという皮肉でしょう。減量しようと頑張っている人。悲しくなりますね。
途中、人工甘味料を摂らないとか野菜をとるとか出てきますが、これは砂糖の身体への影響の大きさを考慮すれば、効果が未だ不明、もしくは限定的かなと(個人的見解)。
放映時間102分です。思ったより長いです。
後半は製糖業界の思惑、企みを追及します。
この辺は私個人の見解としては、
製糖業界や清涼飲料水メーカーの合法な範囲での商行為であり、そこまで攻撃されるのもどうかと思いました。
一方消費者としては、研究のスポンサーとして協賛している企業などは把握したほうが得と思います。
「〇〇の食品に含まれるXXに降圧効果が認められた」などのニュース。スポンサーがついてます。消費者としては冷静に情報を管理したほうがよさそうです。
まとめ
砂糖はあくまで糖質の一部分。米や小麦、イモ類などのでんぷんも糖質。砂糖そのものは否定されるものではなく、人をハッピーにする物質として今度も僕らの気持ちを満たしてくれるでしょう。大事なのは食品に含まれるそれらを(大雑把に)把握できるようにすることで、消費者が選べるようにすることと思います。
追伸
彼のwebsiteのFAQから。
A. 少量ならね。でもフルクトースがいっぱいですよ。肝臓で脂肪になりますよ。
(個人的見解)そうです。蜂蜜なら・・・黒糖なら・・・・有機栽培由来なら・・・・とか関係ないです。その主たる成分を見れば一目瞭然です。
情報源: あまくない砂糖の話 THAT SUGAR FILM – 2016年3月19日(土) シアター・イメージフォーラムほか順次公開