尾高惇忠生家
深谷駅から走って🏃♂️45分くらいのところです。車か自転車がおすすめ。
玄関ではふんわりとしたお香の香りが鼻をくすぐります。
「へえ、粋な演出をするものだな〜」と足元を見たら蚊取り線香がふたつ…💦
人懐こいガイドさんに声をかけられ、いろいろ教わります。
渋沢栄一のいとこでもあり、師でもあります。富岡製糸場の建設に携わり、初代工場長に。
惇忠の読みは「じゅんちゅう」?
“Junchu”だそうです。
ここ深谷市は古くから養蚕を手がける家屋が多く、ここ尾高家そして渋沢家も例外ではないです。屋根裏の換気用の小さな細長い窓が見られます。近所の渋沢栄一の「中の家」は藍玉(いわゆる生地の染料)を生産していました。そんな彼らだから富岡製糸場を手がけることができたのでしょう。
この尾高惇忠生家は平成26年3月に深谷市に寄贈され、同年6月に公開。およそ5か年かけて整備する予定(まだ2階は見れない)とのこと。平成27年7月現在、まだまだ手付かずの部分が多いですが、そこに人の匂いを感じます。見学するなら今がチャンスかも。写真撮影もフリー。レンガ造りの土蔵の中を扉の隙間から覗きこんでみてください。まだまだお宝が眠っていそうな雰囲気です。
かまどの脇に無造作に置かれた空気入れ。放置されています…流石に明治時代のものではないよね。。でもこんなものに生活感を覚えてドキドキする私。
通称新五郎、惇忠と称し、藍香(らんこう)と号した…
参考
深谷市ホームページ:http://www.city.fukaya.saitama.jp/shibusawa_eiichi/bunkaisan/1425344439348.html
あとがき
少し足を伸ばせばすぐそこに渋沢栄一記念館。
西洋の資本主義を取り入れ、紡績、鉄道、銀行、ホテル、など様々なジャンルの企業(およそ500も)の設立に関わりました。
渋沢さんは大政奉還直前に渡仏してパリ博覧会に出席し欧州の資本主義に触れます。そんな彼から見たら、圧倒的に広大なブルーオーシャンが日本に広がっていたのでしょう。