ホフマン輪窯で明治近代化を感じる

こんにちは、金沢です。

埼玉県深谷市と言えばレンガの街。かつての東京駅にレンガを供給したのは有名な話。レンガ工場跡が保存されています。日本の明治近代化というとレンガを連想しませんか?
深谷駅もレンガ風の出で立ち
JR深谷駅もレンガ風の出で立ち

日本煉瓦製造株式会社

深谷駅から4キロほど北に向かった上敷免(じょうしきめん)というところ。埼玉県深谷市出身の渋沢栄一さんが立ち上げに関わりました。

ホフマン輪窯

レンガを焼く窯(窯)がかろうじて残されています。当時のおもむきを残しています。ガイドがつきっきりで説明してくれました。
ホフマン窯:wikipedia

隣の史料館にある模型。この焼成室を見ることができる
隣の史料館にある模型。このドーム型トンネルの焼成室を見ることができる。クリックして拡大
ホフマン輪窯。
ホフマン輪窯。薄暗く照らされた。秘密の地下壕のよう。

このトンネルが120メートルで楕円形に一周している。運動場のトラックみたい。
部屋が仕切られ、レンガを搬入、焼く、冷ます、の工程を順番に行って周回する。一周で20日くらい。

天井に穴が。
天井に穴が。ここから炭が投入されたのだ
天井から蜘蛛の糸が・・・
天井から蜘蛛の糸が・・・ある意味ここは熱地獄かな?焼く温度は1200度だって
運搬に使ったトロッコかな?
運搬に使ったトロッコかな?
地元のガイドさん。
地元のガイドさん。質問すると深い話が返ってくる。

「当時、炭を投入する2階のスペースには子供達が紛れ込んで遊んでいた」なんて話も興味深い。

隣は旧事務所。史料館

荒廃した雰囲気の史料館は旧事務所。

煉瓦史料館
煉瓦史料館。手入れが足りず、荒廃しているのが良い雰囲気。
史料館の通路。
史料館の通路。事務所として使い込まれたしっとりした匂いを感じる。
史料館の突き当りの部屋。
史料館の突き当りの部屋。古い窓硝子を通して外光が差し込む。

備前渠鉄橋

当時、工場から深谷駅までつなぐ鉄道がありました。河をわたる備前渠(びぜんきょ)鉄橋。一日に一度走っていたとか?

そう言えば、当ブログの地元の人の話に出てきました、この鉄道・・・・

ひっそり佇む備前渠鉄橋。
ひっそり佇む備前渠鉄橋。工場跡地から100メートルくらいのところ。

撮影メモ

カメラ:canon 6D
レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
2017年4月某日、天気:快晴

ホフマン輪窯6号窯

国重要文化財
所在地:埼玉県深谷市上敷免28-11 (深谷市浄化センター向かい)
連絡先:048-577-4501 (文化振興課)
深谷市観光協会の該当ホームページ
深谷市のクラウドファンディングページ

ホフマン輪窯。
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