「ううう〜寒い!」
バチバチと冷たい雨がカラダを打ち鳴らす。思わず声が漏れた。
品川で折り返して東京駅(ゴール)へ向かっていた。足取りが徐々に重くなる。自己記録更新は確信していたものの、目標の3時間5分切りが怪しく感じてきた。
雨模様の東京マラソン2019
初めての東京マラソン。気温は5度❄️天気予報通りの雨模様。
この日のために体調を管理してきた。体調には不安はない。スタート待機時間でカラダが冷え込むのを防ぐためにポンチョの上に上着を羽織る。この上着は「洋服ポスト」へ投函するのだ。
洋服ポストって?
チャリティとして中古の衣類を回収するシステム。スタートブロックに回収ポストがあるのだ。スタートブロックで40〜50分も待たされるのだ。寒さをしのぐためにも上着を羽織っておきたい。
確実に洋服ポストへ投函できるように、スタートブロックではポストの前を陣取った。道幅が広いのでスタート直前にポストに投函するのは難しいと判断したから。
号砲が鳴る。脱ぎ捨てられた服が空から降ってきた。バシバシ頭に当たる。やっぱりね。洋服ポストから遠いランナーは投げるしかない。まあ、想定内😅
これだけの公道を通行止めにするなんて。すごいパワーだな、東京マラソン。3年前に道端に応援にきた時のワクワク感。今、自分はそのロードの中にいる。
3年前にここにきていた私

まだフルマラソンを知らない時である。沿道から応援し、シャッターを押した。ランナーが花道を進む。観客がランナーに熱いまなざしと声援を送る。
「自分も花道を走りたい」
素直な気持ちが降臨した。フルマラソンのフの字も知らない身の程知らずが😅
でもね、42キロて途方もない。せっかくの舞台は歩かずにしっかり完走したい。だから安易にエントリーはしたくない。
ゆっくりマラソンの準備を始めた
地元のハーフマラソンの大会から地道に経験を積む。フルマラソンはやはり長い。足が痙攣する。歩く。止まる。やっぱり難しい。初めの4回のマラソンはそんな調子。。。。
あれこれ試して、故障して、一歩進んで二歩下がる。でも気づくと三歩進んでる。月日はかかるが手応えを感じた。
脚の痙攣を起こさないフルマラソンを2度経験し、いよいよエントリーしたのだ。
期待通りのお祭り感と最後の地獄
あの沿道で覚えたワクワク感そのままで走り通すことができた。感無量。沿道の方達の応援が身体を打ち震わし鼓舞する。「主人公だ」恐るべき自意識過剰感。いいじゃないかこんな時くらい、人間だもの。
35キロを過ぎた。ヤヴァイ。寒い。。もともと寒がりな私。寒いと手足が痺れる体質。急にペースが落ちる。でも、この寒さから逃れたい気持ちが強くなる。一刻も早くゴールして温まりたい!でもカラダが動かない!
夢の中で逃げようとするもカラダが空回りする。。進まない。。。その感覚みんな覚えてるよね。
ゴールテープを切った(切ってないけど)。脚が攣ることなく、歩くこともなく、走り切った。
フィニッシュ後のエマージェンシーシート
ゴールしても、寒い寒い。完走メダルをいただいて、タオルを肩に掛けてもらい、ヨロヨロ誘導される。あまりの寒さにジョグを続ける私。そして「エマージェンシーシート」というアルミのシートをいただいた。身体を覆うと確かに温もりを感じる。生き返る!
正直驚いた。こんなに軽いペラペラの銀紙が、冷え切った私のカラダに温もりの火を灯してくれたのだ。
災害時には防寒具として極めて有効であることを身を以て知ることとなった。素晴らしい。一家に人数分あっても場所も取らないしおすすめだ。100均で売っているとの情報も。
まずは気持ちもひと段落
憧れの東京マラソンを完走し、なんとなく安堵の気持ち。ここ半年は体調を崩さないよう、気が張っていた。しかし、今は風邪のウイルスを容易く受け入れそうなゆるい感じだ。
まだまだ課題を多く見つけたマラソンだったので、もう少しだけ上を目指して頑張ってみようと気持ちを新たにした。
東京マラソンに関わるスタッフ、ボランティア、沿道のみなさん、ありがとうございましたm(._.)m
応援にきてくれた家族、アプリで遠隔応援してくれた友人にも感謝です!
メモ
2019年3月3日 東京マラソン 新宿スタート 9:10 雨 5〜6度
飲み物持ち込み禁止なの知らなかった。スタートエリアのトイレは長蛇の列。
スタートブロック:Cブロック
グロス:03:07:05
ネット:03:04:29
シューズ:NIKEズームフライニット
トイレ休憩1回、給水はスポドリ少々、補給食とらず、ウェストにスマホ