形成外科と整形外科の違いは?

形成外科(けいせいげか)と整形外科(せいけいげか)の違いについて
 

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「けいせいげか」という読みは整形外科と混同されます。
紛らわしくて皆さんを混乱させますね。申し訳ございません。
両者の違いをざっくばらんに言うと

形成外科:身体の表面を扱う外科
整形外科:骨格(筋肉、骨)を扱う外科

(あくまでイメージ。形成外科は顔面骨も扱うし、整形外科でも軟部組織を扱います)
形成外科は「見かけ」の改善を重視する一方、整形外科は機能の改善を図ります。
形成外科:やけど、先天奇形、美容外科、顔面骨骨折、組織欠損の再建、etc.
整形外科:外傷による骨折・神経損傷・筋損傷、腰痛、腱・関節のトラブル、軟部組織腫瘍、etc.
ただし、対象とする病気はきれいに分かれているのでなく、
手の外科など病院によって担当する診療科が整形外科だったり、形成外科だったりします。
ところで
「整容面なんて・・・・、死ぬ病気じゃないし・・・・」
と、整容面の治療は軽視されがちです・・・・
外傷により見かけが変わってしまったことに対する本人の苦しみは想像を絶します。
その見かけの障害による精神のダメージとそれによる社会生活における不利益はどれほどになるでしょう。
さて皆さんに質問です。
二者択一です。
不慮の交通事故にあいました。
片足を失う・・・
顔を失う(変形して醜貌を残す)・・・・
どちらが受け入れられますか?

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