こんにちは、金沢です。
上野国立科学博物館でワイン展やってます。やってました。
ワインの歴史、ワインの作られ方、味わい方などを教えてくれます。また、考古学的視点から貴重な資料などが展覧されています。その中の印象的なネタから考察しました。

フレンチパラドックスってなに?
1990年頃に流行した言葉ーフレンチパラドックス。フランス人は高脂肪、高タンパク食なのに動脈硬化や心筋梗塞が周囲の国々に比較して少なかった。高脂肪、高タンパク食はメタボリックになりそうですが、通常予測されるのと逆の統計結果が示された。
当時、その原因について、フランス人が多量に摂取しているワインにヒントがあるのでは?という話になり、ポリフェノールが身体に良いという風潮ができた。
以上が展覧会で紹介された内容(うろ覚え)。
糖質制限的視点からフレンチパラドックスを見る
糖質制限の概念に興味を持っている私としては、フレンチパラドックスは別の視点から見えてしまいます。
フランス人はチーズや肉類はよく食べます。一方、炭水化物をガツガツ食べることは少ないです。バゲットをスライスしてつまみながら食事をする程度です。朝もクロワッサン一個とカフェオレ。
以上はパリに滞在した二ヶ月間の実際の印象です。私がよく通ったスーパーでも、売り場面積はチーズと肉(パテなど加工したものも多い)が大きかったです。(ワインの棚も大きい )。
以下、恥ずかしい私の当時の部屋食の写真。タンパク質で満たされるのでパンは結果的に少なくなります。


美味しいパン屋さんもいっぱいあります。しかし、噛み締めて味わうタイプが多いのです。
イタリアのパスタ・ピザ、ドイツのジャガイモ、などに比べたらどうしても炭水化物は控えめになります。
つまり、糖質制限的視点から見たらパラドックスではなく、「糖質を制限した、合理的な結果である」と思われたのでした。
ワインの事、過大評価しすぎでは?
追伸
赤ワインは糖質(炭水化物)控えめですが、白ワインは糖質多めだそうです。