金沢です。
お気に入りのTED talksです。
分子生物学者の
Bonnie Basslerさんのプレゼンテーションです。
「バクテリアがお互いにtalkしている。」
http://www.ted.com/talks/bonnie_bassler_on_how_bacteria_communicate.html
イントロの
「自分の細胞の10倍の数の細菌が 付着しているのです もちろん大事なのはDNAで ここにA,T,G,Cの塩基配列があって あなたの魅力的な特徴をもたらす全ての遺伝情報を構成しています あなたは約3万の遺伝子を持っています でも、あなたは一生の間に、その100倍の細菌の遺伝子を 体内か体表に持っていることになるのです あなたはせいぜい10パーセントか、あるいは 測定のしかたによっては1パーセントだけが 人間なわけです あなたは自分をヒトだと思っているでしょうが 私は、あなたの90〜99パーセントは細菌だと思います。」
で聴衆の笑いを誘います。
細菌たちは自分の置かれた状況を互いに放出する伝達物質で把握し、その環境に応じて振る舞いを決めているそうです。
たとえば感染では、自分たちの細菌の数(密度)が一定に達して初めて毒素を放出し出す。
そのシステムを利用して次世代の抗生剤を開発したいとのことでした。
この発想は創傷治癒管理でも必要と思いました。
病原性を持たない皮膚常在菌と病原性を持つ細菌を区別し、病原性を発揮させないコンディション作りをすることが創感染の制御に繋がるわけです。
※日本語の字幕を出せます